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【メイド喫茶オーナー】結婚できない男、結婚できない女



メイド喫茶元オーナーの【女の子のそこのところ】第176回

僕は、俳優では、あの「トリック」の上田教授役の阿部寛ファンなんです。
阿部ちゃんは、長身、バタ臭いマスク、マッチョと、どれをとっても
完璧に近い「イケメン」。なのに、なんか変な役が多い。
ちょっとこのヒト、性格が変、なんじゃないか、ってな役がね。
完璧なイケメンであるが故、そういう役が余計面白いんだなあ。
で、「トリック」のあとに出た、このヒトの「結婚できない男」も
この阿部ちゃんの面白さ爆発の傑作ラブコメディーでしたね。
いい歳をして、独身の建築設計家の阿部ちゃん。
結構、仕事も有能で、私生活もちゃんとしているのに、
なぜか、女性とちゃんと恋愛できなくて、孤独な生活をしている。
そのライフスタイルが、かなりコミカルに描かれているんだけど、
これ、「ああ、そうそう、こういうヒトいるわなあ」というあるあるネタに
なっている。
で、こういう感じの「結婚できない男」って増えているんだよなあ。
あ、それから、この阿部ちゃんに絡む女医さんの夏川結衣さんも、
考えてみれば、「結婚できない女」。
さて、前置きが長くなりましたが、今日は、そういう「結婚できない男」
「結婚できない女」のお話。











■「結婚できない男女」には2タイプある

結婚できない男女ってのは、大きく分けて2つのタイプがある。
ひとつは、仕事に就かないとか、浮気ばっかりしているとか、
生活態度がだらしなさ過ぎるとか、家事が出来ない、やる気がない、とかいう、「ダメ人間」で、結婚できないタイプ。
これは、まあ、ある意味わかりやすい。
中には、ちゃんと相手ができたり、無理やりにでも、所帯をもたされると、改心して、ヒトが変わったように真面目になったりして、
立ち直る場合も多い。
いわゆる「身を固めたら一人前になった」というケースね。
もっと、問題が深刻なのは、もうひとつのタイプ。
つまり、「しっかりし過ぎていて、結婚できないヒト」タイプ。
であります。
男女問わず、「仕事は真面目」「服装や身だしなみもきちんとしている」「金もある」「料理とか家事とかもちゃんとこなしている」
のに、というか、だから、というか結婚できない。結婚しない。
というヒト。
結婚していない、できない、という面以外においては、
全く問題がなく、むしろ立派なヒトなので、こういうタイプの方が、
問題の根が深い、と言えますね。
前者のような、ダメ人間で結婚できない場合なら、
更生すればいい訳で、問題ははっきりしてるけど、
このタイプの場合は、立派過ぎるのを、ダメにしろ!
というのは、かなり言いにくい訳で。
まさに、阿部ちゃんが演じた「結婚できない男」はこのタイプ。


■理想が高すぎる、という意見

海外のネットニュースを見ていたら、海外にもありましたね。
こんな話が、「婚活12年実らず「業者は詐欺」、“理想の妻”求め続けるエリート男性。」
なんでも、記事によれば、証券マンとして、一生懸命仕事して、
経済的にも裕福になった、ある男性が、結婚紹介所などに登録し、
登録費用など総計500万円も使い、12年間も嫁探しをしたが、全然うまくいかず、とうとう切れて、「結婚紹介所なんか詐欺だ」と言い出した、というお話。
まあ、このヒトにも、結婚紹介所にも、それぞれ言い分があるみたいだけど、どうやら、このヒト「理想の嫁」を追い求めすぎて、
ダメなみたいです。というのが、大方の意見。
しかしね、この「理想が高すぎる」とか「理想を追いすぎる」
とかいうことで、それを片付けてしまったら、あまり参考にならないので、このへんを、もう少し掘ってみましょう。


■つまり、それは『自己愛』ということ

どうも、こういうタイプで、「結婚できない男女」の共通点を
見てみると、こういうことが言えると思う。
それはね、この手のタイプのヒトは、
「自分のライフスタイルやあるべき生活像というものがあって、
それを割合と実現できているヒト」ということ。
仕事も優秀、お金もそれなりに稼げて、感じのいい身なりをして、
人間関係も基本そつなくこなし、家事も自分できちんとやる。
ただ、足りないのは、人生のパートナーと家庭ってことなんだけど、
なぜか、どうしても、そこだけが思い通りにならない。
なぜなんだろう?どうして?僕に、あたしに何が足りないの?
こんなに僕は(あたしは)しっかりと生きているのに。
ってなところでしょう。
で、本人は、それに気づいてないでしょうけど、
僕は、それに気がついてしまった。このヒトたちが、なぜか、
結婚出来ない理由。それは、まさに、この文章の中にあった。
つまり、それは「あるべき自分の生活」というのが強すぎ、
かつ、ある程度実現しているので、結婚相手も、その枠に当てはめようとしてしまうことがあるのだ。
ところが、結婚とは、当然、ひとりではできない。
相手の人生観だって、価値観だって、感性だってあり、
それは、もちろん、一致していることもあるけど、
普通は、かなり違っているものなのです。
だから、結婚っていうのは、お互いが、その違いを認めつつ、
「ま、いっか」という妥協とか、許容みたいなものが
必要不可欠なのだ。
しかし、何ごともきちんとしているヒトってのは、
往々にして、この妥協、許容ができないし、そういう発想もなかったりする。
「自分の持つべきパートナー像」があまりにもはっきりし過ぎているので、
当然、現実には、それに合う相手なんか見つからないのだ。
で、結婚できない、ということになる。
これが「結婚できない理由」。
そして多くの場合、こういうヒトは、どうして、自分が結婚相手に恵まれないのか、気づきもしないのだ。
で、結婚紹介所が騙しているとか、最近の女は、男は、
と世の中や、ヒトのせいにしてしまいがち。
もし、婚活して、うまく行かないヒトがいたら、
このへんのところをよおく考えてみるといい、
と思いますけどね。


ライター:ヒロN
コラムニスト。コピーライター。プランナー。1958年生まれ。生物学的にはおっさんですが、精神年齢的には、中学生程度です。2005年から2008年 までメイド喫茶を経営。その経験を活かし、「女の子の取扱い説明書」なる本を書きました。著書「メイド喫茶元オーナーが書いた女の子の取扱い説明書」「男 のダイエット」「脱力系シニアライフのすすめ。」(いずれも無双舎刊)震災、災害時のサバイバル法「ヒロN式サバイバル読本・耐災力」「女の子の取扱い講座」「ヒロN式日本昔話」小説「一休さんと野盗弥太」電子出版にて発売中。

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