海外でレストランに入ると、まれに日本語のメニューが用意されていることがある。日本人にとっては有り難いサービスだが、必ずしも全ての日本語メニューが、日本人にとって読みやすいわけではない。
中には「う~ん」と意味を考え込んでしまう日本語メニューもある。そしてそんなアバウトな日本語を、訪れた日本人旅行者が書き換え、正しい表記に修正しているケースも珍しくない。
私事で大変恐縮だが、筆者(私)が先日イタリア・ミラノを訪れたときもそうだった。レストランに日本語のメニューが用意されていたのだが、どうやら間違いがあったようで、先に来た日本人が訂正している。それが誰だったのかと言うと……なんと、長友さん! インテルの長友選手が日本語のメニューを書き換えてるやん!!
そのレストラン「New Art Cafe」は、長友選手お気に入りのレストランとして有名な場所。店内には長友選手のサイン入りユニフォームや、お店で撮ったと思しき写真などが飾られている。
——と、ここまでは、有名スポーツ選手行きつけのレストランとしては、さほど珍しくない。しかし、さすがに日本語メニューの訂正まで本人がしているのは、レアケースだろう。
・いかすみ → からすみ
ちなみに、長友選手は、元々 “いかすみ” と書き間違えられていた部分を、“からすみ” と修正。確かに、この2つの言葉は紛らわしい。日本語に馴染みがない人なら、間違えるのも無理はないような気がする。
さて、 “からすみ” と訂正された『からすみと手長海老の尻尾のスパゲティ』は、実は長友選手がよく頼むメニューなのだかとか。こりゃ食べるしかないでしょ! ……というわけで、そのスパゲティを実際にオーダーしてみた。
・食べてみると……
しばらくして、運ばれてきた『からすみと手長海老の尻尾のスパゲティ』。見た目は、海老と一緒に炒めたパスタの上にカラスミのパウダーがかかっているだけ。
口に入れると……軽~~~~くニンニクの風味が感じられるものの、やはり味のベースはほぼカラスミ。珍味と言われるカラスミなだけあって、ニガウマな大人のパスタだ。美味しいことは美味しいのだが、「子供受けはしないかも」という印象も。カラスミなのだから、仕方がないと言えば仕方がないが……。
というワケで、ミラノにある「New Art Cafe」は、長友選手のファンならば間違いなく楽しめる場所。ただし、長友選手お気に入りの『からすみと手長海老の尻尾のスパゲティ』は先述の通り “大人の味” なので、子供を連れて行く場合は、他のパスタも注文した方がいいぞ!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 New Art Cafe
住所 Via Brera, 23, 20121 Milan, Italy
以下読者のみなさまの反応
コメントの投稿